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産業革命以来、腕力を凌ぐクレーンや脚力を超す自動車など、「強い機械」が誕生し、労働の軽減や移動の利便性に大きく貢献しています。他方、人の記憶力や演算力を越えるコンピュータや視力を代替するCCD(画像センサー)など「強い情報機械」も大発展を見せています。しかし、こうした「強い機械」も、自分自身や周囲の状況を的確に捉える「認識力」や臨機応変に対処する「判断力や対応力」などの「賢明さ」となると、人の足元にも及びません。本センターでは、撮像素子など各種センサーの高度化と複合化の研究を進め、人の感覚に迫り、これを越すセンサー?デバイスの可能性を探ります。また、センサー群から得た多様な情報をフル活用するために、優れた認識力?学習力を持つ「人工知能システム」と「制御システム」の研究を有機的に進めるとともに、これらを新発想の自動運転システム?装着型パワー支援システム?人の運動能力を超すロボットの開発に適用し、システムとデバイスの先進的統合の道を拓きます。
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| (1) | 人間の身体能力?知能?感覚を強化支援する統合知能情報システム プロジェクト1では, 商用センサーやプロジェクト2で 開発する先端センサー技術を用いて高精度な情報を取得し、その情報を用いた認識?学習を実行する人工知能システムと制御システムの構築を行う。 更に、プロジェクト2で構築する視聴覚センシングシステムを活用し、これを人工知能システムおよび制御システムに有機的に統合させることにより、「統合知能情報システム」を構築していく。 |
| (2) | 画像?光センサーデバイス高度化技術 プロジェクト 2 では画像?光センサーの高度化や多種センサーとの複合化技術を研究し、視聴覚センサーなどの開発を目指す。従来技術に比して、高速性?高分解能性?多元情報の取得可能性に優れたセンサーの開発を進め、感覚センサーシステムの構築に有効な知能デバイスの実現を目指す。これらの研究により、複雑な環境下でも、視覚情報や聴覚情報を注視点から効率よく取得する技術手法を開拓する。 |
■トピックス
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●教授 6名 ●連携客員教授 1名 ●准教授 2名 ●助教1名 ●PD研究員9名 |
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榊 裕之 教授, 三田 誠一 教授, 成清 辰生 教授、神谷 格 教授、佐々木 実 教授、藤﨑 敬介 教授/元廣 友美 客員教授/川西 通裕 准教授、松井 一 准教授/大森 雅登 助教 <PD研究員> Pavel Vitushinskiy、秋山芳弘、Wei Lu、Chunzhao Guo、Han Long、Hossein Tehrani Nik Nejad、松田忠典、Jennawashin Tanagorn、兵頭和幸 |
| 計19名 |
?Beowulfクラスタ並列計算機 ?赤外線レーザレーダシステム ?自律走行シュミレータ
?ナノ構造半導体形成装置 ?画像センサー用素子パターン描画装置 ?分子線結晶成長(MBE)装置
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